【AI活用で残業削減】特別支援学校の学習指導案を時短で質も向上!明日から使えるプロンプト例つき作成術

児童生徒一人ひとりの顔を思い浮かべながら作る、学習指導案。その作成に追われ、気づけば深夜…という経験はありませんか?

「もっと教材研究の時間がほしい」「子どもたちと向き合う時間を確保したい」
その想いを実現するのがAI活用です。

しかし、AIに先生の想いまで詰まった指導案が作れるのでしょうか?

答えは「NO」でもあり「YES」でもあります。重要なのは、先生とAIの役割分担です。

この記事では、GoogleのAIツール「Gemini(chatGPTでも可)」と「NotebookLM」を使い、先生の専門性を核としながら、指導案作成を劇的に効率化し、質さえも高める具体的な方法を、今すぐ使えるプロンプト例付きで徹底解説します。

AIを使いこなして、先生の想像性が発揮できる業務に集中できるようにしましょう。

AI活用の大原則:先生とAIの最適な「役割分担」

今まで通り、先生が1から10まで指導案を作っていては非効率です。早く帰って疲れた身体を養い、次の日、万全の状態で子どもたちと向き合うことこそ、プロの仕事が発揮できると言えるでしょう。

かといって、AIに丸投げでは、子どもたちの機微を肌で感じる先生の感覚に勝るアイデアは決して生まれません。

結論は、AIの得意分野を知り、先生の思考の補助として、そして先生でなくてもよい部分をAIに任せること。つまり、スマートな「役割分担」こそが時短かつ先生独自のクリエイティブさを発揮する鍵です。

まずは、指導案作成の基本的な流れをおさらいしましょう。

【授業立案から指導案作成までの流れ】

  1. 児童の実態を洗い出す
  2. 目標の設定
  3. 活動・題材決め
  4. 支援指導・授業の流れ立案
  5. 教材を選ぶ
  6. 指導案に落とし込む

※①~③は前後すると思います。

この記事で紹介する方法は、常に「先生の思考 + AIアシスト」という形です。 この前提で読み進めていただければ、指導のアイデアが深まり、研究授業が足かせになる状況から解放されるはずです。

初任の先生や、初めて特別支援学級担任になった先生は、まずは下の記事で指導案の基本構造をご確認ください。

AI活用のメリット2つ

まず、AIを活用するメリットを具体的にお伝えします。

① 圧倒的な時短で心と時間の余裕を生む

学習指導要領の膨大な文言から、適切な目標を探し出す作業。考えた内容を、体裁を整えて文章化する作業。

この2つは作業スキルであり、教育における重要度は低いと言えます。なので、ここはAIに任せるべき業務です。

授業の質にかかわらない個所でAIを活用することで、指導案作成の時間を半分以下にすることも可能です。

② 壁打ち相手として授業アイデアが深まる

「この活動、他のやり方はないかな?」「この子には、どんな支援が考えられるだろう?」そんな思考の壁打ち相手として、AIは24時間365日、無数のアイデアを提案してくれます。自分一人では思いつかなかった視点を得ることで、授業の質そのものを高めることができます。

でも、「アイディアまでAIを使ったら無機質なものや、一般的で枠にはまったアイディアしか出ないのでは?」そう感じる方もいるでしょう。

その感覚は正しいです。

ですので、アイディアを出すのを丸投げしてはいけません。あくまでも、アイディアが詰まったときに幅を広げたり、出てきたアイディアを反論させて質を高めるように使うべきです。

そうすることで、バイアス(思い込みや偏った見方)を排除でき、アイディアの質を高めることができるのです。

AI活用の注意点:安全に使うための4つのルール

便利なAIですが、教育現場で使う上でのルールは厳守しましょう。

【最重要】児童の実態を入力してはいけない。

児童の氏名や個人が特定できるような詳細な情報は、絶対に入力してはいけません。セキュリティが弱かったり、普段入力しているAIとのやりとりがある日突然、運営者から「今日から無料ユーザーのチャット情報は公開します」と、誰でも閲覧可能になる可能性も否定できないからです。

どうしても時間がない場合は、「視覚優位で、聴覚からの指示が通りにくい児童」のように、特徴を一般化・抽象化して入力すれば問題ありません。それでも、情報を書けば書くほど特定につながる確率は上がるので注意が必要です。

AI丸投げはダメ

AIはアシスタントです。AIの提案を鵜呑みにせず、必ず先生の専門的な視点で「本当にこの子のためになるか?」を判断する工程が必要です。

また、AIはインターネットや他のユーザーとのやりとりを学習することで、出力の質を高めています。つまり、「学習指導案を作って」「小学4年生向けの音楽授業のテーマを考えて」というように、ざっくりとした質問を投げても誰でも思いつくようなものしか返ってこないことがほとんどです。

AIを使う際は、ぜひあなたの知見や考えを混ぜながら質問してみてください。

ハルシネーションを知り、ファクトチェックをする

ハルシネーションとは、事実とは異なる情報を出力してしまう現象です。厄介なのは、文脈だけでは、情報のおかしさに気づきにくい点です。

例えば、自閉症について質問し、次のような回答がAIから返ってきたとします。

「自閉症のお子さんの90%が視覚過敏です。」

この文章のおかしさがわかりますか?実際に自閉症のお子さんで多いのは聴覚過敏です。さらに、90%と断定する研究はありません。

このようにAIは、間違った情報を、それっぽく出力する場合があります。理由は、学習した情報をもとに推論をしながら出力するからです。
参照した、情報が間違っていれば当然出力も間違います。

ただし、このハルシネーションは時代とともに大幅に解消されていると言われています。しかし、100%ではないので、ネットや文献で再検索して事実を確認する必要があります。

もちろん、ファクトチェックで優秀なAIもあります。
それがGenspark(ジェンスパーク:無料)です。

ソースとなるURLも出してくれるので、わざわざ検索して、有用な文献を探す手間が省けます。さすがに、文献の中身は読む必要があるものの、ファクトチェックの際はジェンスパークをぜひ活用してください。

授業をグレードアップさせる【AI活用術】

では、具体的にどのようにAIを活用すれば時短かつ、クリエイティブに授業を作れるのか解説します。

児童の実態把握と教材選び【先生90%:AI10%】

結論から言うと、児童の実態を書く際にAIを使ってはいけません。

理由は2つ。

①詳細な児童の実態把握と教材選びは、教員の専門性と日ごろのかかわりがあってこそだから

②児童の情報をAIに入力すると漏洩リスクがあるから

日々の観察から児童の実態を把握し、その子に合った教材を選ぶという、最も専門性が問われる部分を担えるのは先生だけです。AIの役割は、先生がメモした観察記録を「客観的な言葉に整える」「箇条書きで整理する」といった補助です。

特に児童の実態や児童観は、先生が直接書くようにしてください。注意点の項目でも述べたように、AIの出力精度を高めるには、細かい児童の実態を入力する必要があります。しかし、個人情報の漏洩リスクがゼロではないので入力は絶対にしてはいけません。

全体を書き上げた後、管理職に指摘された箇所の修正や文章表現の相談にAIを使いましょう。

活動内容立案【先生70%:AI30%】

先生は、担当する授業において、活動内容の核となるアイデアを既にお持ちのはずです。そのアイデアのタネをAIに投げかけ、指導要領と結びつけたり、活動のバリエーションを広げたりするのが最も効果的です。

先生が把握している実態をもとに考えた授業の流れも、AIと壁打ちすることで、自分では気づかなかった配慮事項や、より効果的な展開のヒントを得ることができます。

もちろん、初めからAIに頼ってもOK。そこから、着想を得て展開する方法もいいでしょう。ただし、生徒の実態をより細かく把握しながら授業を立案できるのは、担任の先生だけであることを忘れないでくださいね。

目標設定【先生50%:AI50%】

目標設定は、大いにAIを活用できる箇所です。

例えば「自分の考えたこの活動、学習指導要領のどの目標と合致するんだろう。探すのめんどくさいな。」

このように考えたことはありませんか?

それを実現するのが、GoogleのNotebookLM(無料)です。このAIは、学習指導要領のPDFをアップロードするだけで、その内容をすべて理解した「学習指導要領専門AI」になってくれるのです。

例えばこのように活用できます。

〇教科:生活単元学習
〇活動:買い物学習
〇段階:小学部2段階
〇達成させたいこと:レジに表示された金額を読み、ぴったり支払うことができる。
上記に合う目標を指導要領から5つ抜き出してください。

他にも

〇教科:生活単元学習
〇活動:買い物学習
〇段階:小学部2段階
〇児童生徒に身につけさせたい力は、○○

上記の活動を考えています。
・上記の情報をもとに、最適な指導要領に記載してある目標を5つ教えて。
・指導要領の中の○○という目標に決めました。指導要領の目標と、身につけさせたい力を取り合わせた指導案に載せるための最適な目標を考えてください。

僕がすでに、学習指導要領PDFを読み込ませたnotebookLMを作っているのでご活用ください。
特別支援学校指導要領検索AI

ノートブックLMの使い方

特別支援学校以外の校種の方のために、ノートブックLMの活用方法をお伝えします。

①ノートブックLMを開きます。(グーグルアカウントで簡単に登録可能)

②「ノートブックを新規作成」をクリック

③情報ソースを読み込まる

上記の画面になったら、今後参照していきたいデータを読み込ませることができます。

ファイルをアップロードは、すでにパソコンやUSBに保存してあるデータ(PDFやワード、エクセルなど)を読み込ませることができます。

WEBサイトはリンクを貼りつけるだけで、そのサイトの情報から回答してくれます。

コピーしたテキストは、コピーした文章をペーストすることができます。(例えば、議事録の文字起こしをコピペするといった活用が考えられます。)

そして、学習指導要領は文部科学省が全文をPDFで公開しているので、WEBサイトをクリックして、PDFのURLをコピペします。

これでもう、すぐに学習指導要領の目標と授業アイディアを結びつけてくれるAIの完成です。下の画像は実際に入力してみたものです↓。

「チャット」と書いてある部分(真ん中)が出力結果です。

小さいですが、句点のすぐ左横に数字があると思います。そこをクリックすると左側に「ソース」が表示されて、参照したソースのどこに記載があったかを教えてくれるんです。

ノートブックLMはこちらが指示しない限り、僕らが入力した情報のみを参照にするのでハルシネーションを心配する必要がほぼありません。

上手に活用すれば、分厚い学習指導要領を開いて適する目標を探す手間を大幅に削減できますよね!

AIフル活用で指導案作成を時短する

ここでは、具体的にAIを活用しながら学習指導案を作成するやり方を解説します。

下の表は、指導案の項目とAIの使い方を簡単にまとめたものです。

指導案の項目 AIの得意なこと・役割
単元名・題材名 子どもが興味を持つようなキャッチーな名前を複数提案させる
単元目標・本時の目標 先生のねらいと児童の実態を伝え、指導要領に基づいた目標案を複数作成させる
児童生徒の実態 先生がメモした観察記録を、客観的で分かりやすい文章に整えさせる
教材観・指導観 先生の考えの骨子を伝え、論理的で説得力のある文章に仕上げさせる
単元計画・本時の展開 活動の流れを伝え、表形式で構造化させたり、各活動のねらいを言語化させたりする
評価の観点 設定した目標に対し、具体的な評価方法の選択肢を複数提案させる

では、具体的に指導案の各項目で使えるプロンプトを紹介します。

〇 単元名・題材名

プロンプト例

教科:生活単元学習

テーマ:夏野菜を育てる

児童の興味:水遊び、どろんこ遊び

上記のテーマで、子どもたちがワクワクするような単元名を10個提案してください。

【活用のポイント】 自分では思いつかないような、子どもの心をつかむキャッチーな単元名を複数出してもらうことで、アイデアの幅が広がります。この中から選んだり、組み合わせたりして、子どもたちと一緒に単元名を決めるのも楽しい活動になりますね。

〇 単元目標・本時の目標

ここは、学習指導要領を読み込ませたNotebookLMを使いましょう。

【コピーしてAIに貼り付け、[ ]の中を書き換えてください】

プロンプト例

児童の実態:集中力が短く、言葉での指示よりも視覚的な手がかりを好む。

ねらい:活動の見通しを持って、主体的に取り組む態度を育てる。

このねらいと実態を踏まえ、ソースの学習指導要領(自立活動)から関連する目標を3つ提案してください。

【活用のポイント】 膨大な学習指導要領の中から、考えたい活動や子どもの実態に合った目標を瞬時に探し出してくれます。先生は、AIが提案した選択肢の中から、最もふさわしいものを選び、自分の言葉で磨き上げることに集中できます。

〇単元設定の理由

単元設定の理由の記述方法は2パターンあります。

①単元設定の理由をまとめて書く

②単元設定の理由を大見出しとして、その小見出しに・児童の実態・単元観・指導観を分けて書く

ここでは、まとめて書く形式を取っている指導案のためにAIプロンプトを共有します。小見出しとして扱われる児童の実態などのプロンプトは後ほど共有しますね。

プロンプト例①

指導案の「単元設定の理由」を考えるのを手伝ってください。
うちのクラスの情報を箇条書きで伝えるので、これらを使って、管理職の先生にも納得してもらえるような自然な文章にまとめてください。

・うちのクラスのこと
[例:小学部4年生の5人。友達と協力するのはまだ苦手だけど、物作りは大好き。]

・この前の学習では
[例:「野菜づくり」で、一緒に活動する楽しさが少しわかってきたみたい。]

・でも、まだここが課題で
[例:自分から友達に関わろうとすることが少ない。見通しが立たないと不安になる子もいる。]

・だから、これをやります
[例:生活単元学習の「秋まつりをしよう」]

・こんな力をつけさせたい
[例:友達と協力する力、自分から関わる積極性]

・こんな風に支援します
[例:活動の見通しがわかる絵カードを使う。ペアでの活動を多くする。]

プロンプト例②

# 命令
あなたは、特別支援教育における指導案作成のエキスパートです。
以下の【従うべき厳密なルール】と【単元の情報】に基づき、説得力のある「単元設定の理由」の文章を、5段落構成で作成してください。

# 従うべき厳密なルール
1. 文章全体の論理展開は、必ず「①実態把握 → ②課題発見 → ③単元選定 → ④指導方法 → ⑤期待効果」の流れを厳守すること。
2. 段落構成は、必ず以下の5段落構成とすること。
* 第1段落:児童生徒の実態
* 第2段落:これまでの学習と課題
* 第3段落:単元選定の理由(学習指導要領との関連を含む)
* 第4段落:教材・単元の価値
* 第5段落:指導方針と期待効果(個別の支援を含む)
3. 「しかし」「そこで」「指導に当たっては」などの接続表現を適切に使い、段落間のつながりを明確にすること。
4. 「〜できるようにする」「〜と考える」といった推奨表現を積極的に使用し、「〜させる」「〜と思われる」などの避けるべき表現は絶対に使用しないこと。

# 単元の情報
(以下の[ ]内に、箇条書きで情報を入力してください)

・【第1段落:児童生徒の実態】
[例:
・学級構成:中学部2年生 男子4名、女子3名、計7名
・実態:軽度知的障害、将来は一般就労目標
・学習面:簡単な読み書き計算は可能
・課題:作業の持続力、品質維持、報連相が苦手]

・【第2段落:これまでの学習と課題】
[例:
・前単元:「木工製品作り」
・成果:工具を安全に使えるようになった
・課題:集中力が続かず品質が低下。時間超過。協力が不十分。]

・【第3段落:単元選定の理由】
[例:
・設定単元:「封筒作り・ラミネート加工」
・指導要領との関連:作業学習「働くことの意義を理解し、将来の職業生活に必要な基礎的な知識・技能・態度を育てる」]

・【第4段落:教材・単元の価値】
[例:
・単元の価値:短時間で完成でき達成感を味わえる。持続性の向上。
・身に付く力:手先の正確性、責任感、計画性。]

・【第5段落:指導方針と期待効果】
[例:
・指導方針:工程を細分化。品質基準を明確にし、自己評価・相互評価を行う。
・個別の配慮:A生にはタイマー使用、B生にはイラスト入り手順書。報連相しやすい環境づくり。
・目指す姿:「分からない」と言える。責任感を持って作業に取り組む。]

【活用ポイント】

テンプレートが思考の一助となり、単元設定の理由を抜け漏れなく構造的に整理できます。箇条書きの情報を入力するだけで、AIが論理的な文章に自動変換し、作成時間を大幅に短縮します。誰でも手軽に、根拠に基づいた説得力のある文章を作成でき、指導案全体の質を高めることができます。

〇 児童生徒の実態

プロンプト例

以下の観察メモを、指導案に記載するための客観的で丁寧な文章に書き換えてください。

【メモ】

・Aくん、国語は苦手。でも絵は好き。

・友だちと話すのは好きだけど、自分の意見を言うのは恥ずかしいみたい。

・作業は丁寧。

超重要なので、何度も言いますが、個人情報は絶対に入力しないでください。

ただし、上記くらいの情報なら特定は難しいので、AIに出力させてから詳細を修正するという方法でも良いでしょう。

【活用のポイント】 先生が捉えた児童の実態(メモ)を、管理職や他の先生にも伝わる客観的で専門的な表現に変換する際に役立ちます。「文章を考える」という手間をAIに任せることで、先生は「何を書くか(児童のどんな姿を捉えるか)」という本質的な部分に、より多くの時間とエネルギーを注ぐことができます。

単元観

プロンプト例①

特別支援の先生の視点で、「単元観」の文章作りを手伝ってください。
以下の情報から、「なぜこの単元が子どもたちにとって大切なのか」が伝わる文章を作ってほしいです。
学習指導要領の難しい言葉も使って、まとめてください。

・やる活動:
[例:買い物学習]

・対象の学年:
[例:小学部2段階]

・この活動のいいところ:
[例:お金の計算や、店員さんと話す練習になる。子どもたちも買い物が好き。]

・将来、どんなことに役立つか:
[例:一人で買い物に行けるようになる。社会生活の基本。]

プロンプト例②

# 命令
あなたは、特別支援教育における指導案作成のエキスパートです。
以下の【従うべきルール】と【単元の情報】に基づき、専門的かつ論理的な「単元観」の文章を作成してください。

# 従うべきルール
・ご提示いただいた【単元観の型】の構造に沿って文章を構成すること。
・「学習指導要領との関連」「教材・単元の価値」「系統性」「将来性」の要素を必ず含めること。
・「~を通して」「~の力を身に付けることができると考える」「~につながる重要な学習である」といった推奨表現を適切に使用すること。
・強制的な表現や曖昧な表現は避け、支援的で具体的な記述を心がけること。

# 単元の情報

・対象学部・段階:
[例:特別支援学校小学部2段階]

・関連する学習指導要領の目標・内容:
[例:国語科「話すこと・聞くこと」、算数科「数と計算」]

・単元のテーマ(活動内容):
[例:生活単元学習「買い物をしよう」]

・この単元で身に付けさせたい力(ねらい):
[例:金銭の使い方や計算、相手に分かりやすく話す力]

・この教材・単元の価値(なぜこの活動が良いのか):
[例:児童にとって身近で興味が高い。計算やコミュニケーションの場面が自然に生まれる。]

・前後の単元とのつながり(系統性):
[例:(前単元)教室内での模擬買い物 → (本単元)校内の売店での買い物 → (次単元)地域のお店での買い物]

・将来とのつながり(卒業後の生活など):
[例:社会生活で必須となる基本的生活技能の習得]

【活用ポイント】
テンプレートが思考の骨組みとなり、単元観に必要な要素を抜け漏れなく整理できます。
箇条書きのアイデアをAIが論理的な文章に変換し、指導案の作成時間を大幅に短縮します。
誰でも手軽に、管理職や研究授業にも通用する質の高い文章を作成することが可能です。

指導観

プロンプト例①

経験豊富な先生になったつもりで、「指導観」の文章を考えてください。
子どもたちのために考えた、下の支援のアイデアをもとに、指導案に書けるような文章にしてほしいです。
「一人ひとりを大切にしている」という気持ちが伝わるような、温かい文章でお願いします。

・クラスの様子:
[例:新しい活動にドキドキしちゃう子が多い。できるか不安に感じやすい。]

・こんな風に進めたい:
[例:最初は教室での練習から。少しずつステップアップして、自信をつけさせたい。]

・使うもの:
[例:写真やイラストがたくさん入ったマニュアル。電卓。]

・Aくんにはこんな配慮を:
[例:集中が切れやすいから、作業時間を短く区切ってあげる。]

プロンプト例②

# 命令
あなたは、特別支援教育における指導案作成のエキスパートです。
以下の【従うべきルール】と【指導の情報】に基づき、具体的で配慮の行き届いた「指導観」の文章を作成してください。

# 従うべきルール
・ご提示いただいた【指導観の型】の構造に沿って文章を構成すること。
・「指導方法」「教材の工夫」「個別の配慮」「環境設定」「評価方法」の要素を必ず含めること。
・「~を踏まえ」「~という手立てを講じる」「~を促す」「~という姿を引き出す」といった推奨表現を適切に使用すること。
・「~させる」のような強制的な表現は絶対に使わず、「~できるようにする」といった支援的な表現を用いること。

# 指導の情報

・児童生徒の実態(全体):
[例:成功体験が少なく、新しい活動に不安を感じやすい。見通しを持つことで安心して活動できる。]

・指導方法・手立てのアイデア:
[例:模擬学習から始め、段階的に実践の場を広げる。スモールステップで成功体験を積ませる。]

・教材・教具の工夫:
[例:電卓や硬貨カードを使用する。話す内容をメモできるようにする。写真やイラストを使った手順書を用意する。]

・個別の配慮が必要な児童と支援案:
[例:
A児:注意散漫になりやすい→活動時間を短く設定。視覚的な手がかりを増やす。
B児:計算に時間がかかる→事前に値段を確認する時間を確保する。]

・環境設定の工夫:
[例:落ち着いて活動できるよう、パーテーションでブースを作る。一度に提示する情報を少なくする。]

・評価方法のアイデア:
[例:活動中の行動観察。写真や動画で記録する。できたことを具体的に記したチェックリストを用いる。]

【活用ポイント】

一人ひとりへの支援のアイデアを、箇条書きで入力するだけで具体的な指導計画として文章化できます。指導方法や環境設定など多角的な視点から計画を練るきっかけとなり、支援の抜け漏れを防ぎます。文章作成をAIに任せることで、教材研究や子どもと向き合うという最も大切な仕事に集中できます。

本時の展開

本時案は複雑なので複数回に分けて出力させます。

下記プロンプトは、最初にAIにすべて読み込ませてください。

【特別支援学校指導案作成AI】として以下の手順で指導案を作成してください:

STEP1:基本情報の整理
- 対象学年、人数、障害特性
- 単元名、本時目標
- 主な活動内容

STEP2:時間配分の設計
- 導入-展開-まとめの3段階
- 各段階の具体的な時間設定

STEP3:個別支援の設計  
- 児童一人ひとりの支援内容
- T1,T2,T3の役割分担

STEP4:評価計画
- 評価の観点と方法
- 具体的なチェックポイント

STEP5:リスク管理
- 想定されるトラブルと対応
- 安全配慮事項

では、まず私から基本情報を提供しますので、
STEP1から順番に進めてください。

STEP1が出力されて、もし修正がなければSTEP2のみコピペして、「STEP1はOKです。続いて、[STEP2のプロンプトをコピペ]を考えてください。

評価

最後に評価です。

評価は実は、AI活用しなくてもある程度書ける個所だと思っています。

理由は、身につけさせたいこと→授業立案という順番だからです。

つまり、ほとんどの場合、評価の軸がある程度固まった状態で、授業を作るのでAIに丸投げするということは起こらないはずです。

とはいえ、評価の観点でもAIはしっかり活用できます。あなたの評価の軸を誰にでも伝わる形になるようにAIを活用していきましょう。

以下の手順でAIに投げてみてください。

①作成した学習指導案をコピペする。※児童の実態は削除する。

②以下のプロンプトをコピペする。

「上記は、学習指導案の完成版です。最後に評価の観点を記載します。学習指導案全体を読み込んで適切な評価の軸を3つ考えてください。ただし、以下の点を必ず踏まえること。
・目標との整合性
・授業との整合性
・学習指導要領に則る
・(そのほか、あなたが評価で大切にしていること)

まとめ

AIの活用は、単なる時短術ではありません。先生方が本来持っている専門性や子どもたちへの愛情を、子どもたちが学校にいる時間に発揮するために必要なことです。

AIに任せられることは任せ、それによって生まれた時間と心の余裕を、子どもたち一人ひとりと深く向き合うという、先生にしかできない最も大切な仕事に使いましょう。

まずはこの記事で紹介したプロンプトを一つ、コピー&ペーストして試すことから始めてみませんか?完璧な回答は期待できませんが、今の仕事時間の10%時短できれば、1か月の残業や疲労度はかなり減ると思います。

ぜひ、活用してください。

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