こんにちは、こぱんです。
応用行動分析という学問を日常で使うための研究をしていきます。
僕の経験や聞いた話、皆さんから寄せられた話を応用行動分析の視点で分析し解決策を探していきます。
どうする?あの人の困った行動NO.1-2




ちょっとモデルが古いですか?(笑)たしかに最近は男性も家事に積極的と聞きますが、まだまだ家事、子育ては女性が頑張っているご家庭が多いのではないでしょうか。
奥さんの願いとしては、一緒にやってくれたら早く終わるし苛々しなくてすむのに、と思いますよね。もし、旦那様が「手伝って」の一言で動いてくれるなら今日の記事は読まなくて大丈夫です!でも、言い訳をして手伝ってくれず挙句、喧嘩になるのならきっとお役に立てることでしょう。
まずは、家事をするメリットを考えましょう!
- 掃除は部屋がきれいになる。(健康を保てる。)
- 料理はおなかが満たされる。(外食より安い。)
- 子育ては子どもが成長してくれる。
- 洗濯は清潔感を保てる。
ざっくりといえばこんなところでしょうか。
家事をしない男性の心理
上の4つのことが家事をするメリットですが、男性の1人暮らしの部屋ってどうでしょうか。部屋は汚い、食事は総菜か外食、(だから洗い物の経験がない)というのはよく聞く話です。お洗濯くらいはしていると願うばかりです……。
こうなる理由は簡単です。「生きていける。」この一点です.生きていけるのにわざわざめんどくさい家事をする意味を見出せないのだと考えられます。だったら、もうこちらのアプローチを変えるか、諦めて自分で全部の家事をするかです。どうしますか?とりあえず方法を見てみましょうか。
ずばり、トークンエコノミー法が効く
一言でいうなら物で釣る方法です。ええ、古典的ですがなにか??もちろん御察しの通り、これは一時的なものです。でもこの方法の真髄はトークンエコノミー法と同時進行で行うある方法なのです!!
その同時進行の裏ワザはあとでいいますので、まずはトークンエコノミー法を確認させてください。
極端な話、金をあげるから手伝ってと言えばほとんどの人がやるわけです。
「お金が貰える。」は、手伝うことのメリットになりますね。
でも、お金をあげるわけにはいかないことが多いと思います。そこで旦那さんの好きなこと・ものを思い浮かべてください。
前回、自分の好きなことをあげましたね。好きなことは行動を促す道具となります。
たとえば
「手伝ってくれたらビールおごるよ」なんていかがでしょうか?
あとは、強気で行けるならテレビの電源をぶち抜いて、「手伝ってくれたらテレビの続きをみせてやる」と言ってやりましょう!
とにかく、掃除とか料理をすることにメリットを感じられない人には、最初は物で釣らないと動かないということです。





そうです、トークンエコノミー法だけやってしまうと相手の行動の本質を変えることができません。そこで、物で釣ったあとがめちゃくちゃ大事になります。
今日のまとめ
トークンエコノミー法は重たい腰を上げる方法でした。
全く行動しない人に対して最初の一歩を踏み出させる方法なのです。
もう少し考えたい人へ
まま子の息子、ララ男は小学6年生です。中学生に向けて宿題以外にも勉強してほしいと思っています。でも、ララ男はゲームばかりしています。しかも、お菓子を食べながらです!もちろん「勉強しなさい」は通じません。ララ男に勉強をさせるにはどうしたらよいでしょうか?
僕の考えは次回書きますね~。
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次回
どうする?あの人の困った行動NO.1-3
―「言われて動く」から「自分で動く」へ『フェーディング』テクニック―
さっき、まま子さんから良い質問が出ましたね。おそらくみなさんも思っていたことでしょう。
そうです、みなさんが思ったであろう「それじゃあ、物でつらないと動かない、ダメ人間になっちゃうよ!」というのは正しいのです。
ということは、みなさん人は物で釣ることができるという感覚はおもちということですね??(ニヤリ)
トークンエコノミー法は誰もが思いつく方法なのに使われない理由はこの方法がフェーディングとセットということを知らないからです。
次回は、自分から動くようになる最強テク「フェーディング」をご紹介します。
行動分析研究所
―トークンエコノミー法で餌をまけ―