どうする?あの人の困った行動 No.16―うちの子、褒められることなんてないのよ―【行動分析研究所】

こんにちは、こぱんです。

応用行動分析という学問を日常で使うための研究をしていきます。
僕の経験や聞いた話、皆さんから寄せられた話を応用行動分析の視点で分析し解決策を探していきます。

どうする?あの人の困った行動 No.16

行動分析研究所
―うちの子、褒められることなんてないのよ―

はじめに

 褒めることは、行動分析において重要です。しかし、中にはうちの子どもは悪さばっかりしていいところがない。と嘆く親御さんもいらっしゃるでしょう。逆に毎日成長しているようだ。と感じている親御さんもいることでしょう。もしかしたら、両極端な例だったかもしれませんが、「褒めたいけど、褒めるところがあまりない。」という親と、「成長していて嬉しい」という親はいますよね。この差は何だと思いますか?子どもの能力の差でしょうか。どう思いますか?

結論

 先に結論を言います。あなたの中の「当たり前にできること。」「あの子はもうできている。」という考えを捨てることができれば、子どもはいくらでも褒めるところが見つかります。逆に褒めることが多い親の考え方は、「前はできていなかったのに、できるようになった。」ということです。視点の違いがおわかりでしょうか。前者は、他人と比較していますが、後者はあくまでも本人の能力にだけ注目しているという違いがあります。

課題分析という考え方

あなたは、きっといとも簡単にパーカーを着ることができるでしょう。しかし、子どもにとって、パーカーでも難易度の高いことがあります。もちろん年齢にもよります。でも、どの年齢でも簡単にできる部分もあるはずです。褒めるところを見つけるために次の分析をしましょう。

パーカーの場合

  1. 服をつかむ。
  2. 服を頭に突っ込む。
  3. 頭を襟から出す。
  4. (頭にかかったフードを外す。)
  5. 右腕を袖に通す。
  6. 左腕を袖に通す。

服を着るだけでもこれだけの動作があります。あなたのお子さんはどこまでできますか?もしかしたらもっと動作はあるかもしれません。パーカーを切るにしても、身体感覚が完全につかめていないお子さんにとっては難しい事この上ないのです。そこで、分析が終わったら、自分の子どもはどこまでできるかを確かめます。もし、④までできるのだとしたら、⑤の部分は少し手伝ってあげます。そして、できたら褒めましょう。手伝ってできたとしても一緒にできたことを共に喜びましょう。これが世にいう小さな成功体験です。

もっと考えたい人へ (久々のコーナーですね!)

次の課題分析をしてみてください。

チャーハンをたべる。

  1. スプーンをもつ
  2. ごはんをすくう
  3. 口まで運ぶ
  4. 口を閉じてスプーンを引く
  5. 咀嚼する
  6. 飲み込む

この考え方を持つのと同時に他の子と比べることをやめる。この2つができれば、褒めるところは簡単に見つかります!蛇足ですが、ご飯をすくうというところも、実はいろいろな持ち方があります。それも発達に合った持ち方を4段階程度経て、大人の持ち方ができるようになるのです。

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次回

どうする?あの人の困った行動 No.17
―あいさつをしない―

あいさつをしない子は一定数います。そんな子に対してどのようにすれば、挨拶をするようになるでしょうか。もちろん、「あいさつをしなさい。」では指導をしたつもりになっているだけです。目指すは、自分から挨拶をするということです。おそらく、学級目標にも掲げているところもあると思います。次回は、行動分析を用いた挨拶を自分からするようになる方法を考えていきます。

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