成果を出す行動変容術 No.11-1―真の集中力を手に入れろ 部活動編①―【行動分析研究所】

こんにちは、こぱんです。

応用行動分析という学問を日常で使うための研究をしていきます。
僕の経験や聞いた話、皆さんから寄せられた話を応用行動分析の視点で分析し解決策を探していきます。

成果を出す行動変容術 No.11-1

行動分析研究所
―真の集中力を手に入れろ 部活動編①―

はじめに

なにかスキルを習得するには、集中力が必要です。しかし、集中力は自然と身に付くものではありません。訓練が必要です。多くの指導者は、この視点が欠けていると私は感じています。一方で、もし子どもたちの集中力を意図的にアップさせることができれば必ず、他校よりも頭ひとつ突き抜けることができるでしょう。

環境設定

くつの整理整頓や自分の持ち物の整頓をしっかり指導をしている顧問の先生方は多いと思います。これは、集中力を高めるという点でも非常に素晴らしい取り組みです。
というのも、集中力はちょっとしたことですぐに、消費してしまいます。例えば、整理整頓されていない場所で仕事は捗るでしょうか。捗りませんよね。もし、あまり関係ないと感じている方がおられたら、要注意です。仕事効率が落ちていることに気づいていないか、もともと生産性の低い仕事しかしていないかのどちらかだからです。
話を戻すと、雑におかれた部活動バックやくつは何かしらのタイミングで目に入ります。その瞬間、脳はストレスを感じ集中力も削れてしまうのです。もちろん、目に入らないところなら問題はないのですが、やはり整理する習慣がついていると、日頃から集中力の無駄遣いを防ぐことに繋がるので、効果があるといえます。

朝練習と放課後練習で、集中力は雲泥の差

皆さんは、朝練と放課後練でそれぞれどのような練習をしていますか?
これは、顧問の先生方の経験によって異なると思いますが、集中力という観点からいうと、朝練に力を注ぐべきです。
十分な睡眠の後で、脳はとってもクリアな状態なので、集中力、学習能力ともに優れています。そのため、体力作りや基礎的な練習に当てるよりは、新しい技術の習得や苦手な技の習得、得意な技のさらなる向上などのように技に磨きをかける練習に費やした法が効率が良いのです。
では、放課後の練習はどうでしょうか。
放課後の子どもたちは、6時間みっちりと授業をした上、友人関係で気を遣い、心身ともに疲れきっています。その状態で、練習しても学習効率はよくないでしょう。しかし、条件はどの学校も同じです。こうした、条件の中で集中力を発揮したチームが勝てるのです。

放課後に集中力を上げる方法ですが、結論からいうと、放課後は作業的な練習に当てた方が良いでしょう。作業とは、決められたものをこなす練習で、例えばトレーニングや基礎的なノックなど、基礎を固めた方が良いと思います。
ただし、運動することで集中力は回復するので、少しずつやる気が高まる可能性があります。そのため、チームの実態をみて、前半は基礎固め、後半は応用などのように分けるといいかもしれません。

とにかく、放課後の練習に集中力や自制心を求めても難しいので、ゲーミフィケーションを取り入れるなど遊び心のある練習を取り入れてみるのはおすすめです。

練習メニューは時間で区切る

あなたに質問です。練習メニューはどのように区切っていますか?数ですか?時間ですか?疲れるまでですか?
人は同じメニューだと飽きてしまいます。つまり、飽きるとは集中力が切れるという状態になっているのですが、これを防ぐ方法があります。それが、時間で区切る方法です。短いと15分程度、長くても90分を1セットとして考え休憩を挟みます。人や練習メニューによって集中できる時間が違うと思うのでどのくらいの時間を設定するかは実態に応じて決めてください。ただし、どんなに鍛えた人でも120分の集中が限度なので中高生なら1時間もてばいい方かもしれません。
時間で区切るメリットは、中途半端をデザインできるところにあります。人は、キリよく終わった作業を再開させるのに時間がかかってしまいます。そのため、少しやり残しているくらいがちょうどよいのです。しかし、例え中途半端な状態で休憩に入ったとしても疲れきった状態ではこれもまた、再開に時間がかかってしまいます。どうすればいいかというと、時間を設定して「もう少しやりたい!」というところで終わらせるのがポイントです。

こうすることで、練習もスムーズに再開することができます。休憩に入っても脳では先程の練習のことを考え続けてくれることが分かっています。私たちはつい、キリの良いところまでやって休憩をしてしまいがちですが、キリよく終わらせて次の作業に移る際に、集中力を一旦下げて上げるということになるのでおすすめできません。最もおすすめの時間設定は、25分練習5分休憩というサイクルです。

例えば、2時間の練習時間があるならば、最初の25分は身体ほぐしや基礎練習に当て、5分間休憩する。次にノックを25分やって5分休憩。というように決められた時間で動くことで集中力を保つことができます。また、多彩な練習メニューをするよりも、一日のテーマや目標を決めて、ブレずに取り組んだ方がよいです。例えば、今日はスピードをあげるというテーマだと決め、それに則したメニューを取り入れます。すると、スピードというひとつのことに集中できるので、上達も違います。

作業的にこなすメニューと、裁量権のあるメニューを作る

午前と午後でメニューを変えた方がいいとお話ししました。
集中力が削られる瞬間とは、選択や決定を迫られるときに起こります。そのため、メニューは顧問がすべて決めて選手はそれをこなす方が集中力を落とさずに練習に取り組めるといえるでしょう。また、地味な練習ほどおわりを明確にすることが大切になります。

時間で区切るのもよいですが、時間で区切るだけでは達成感が生まれません。次回でも話す内容ですが、的当ては本当に効果の高い練習方法だといえます。コース別に4つの的を置き、的をすべて倒したら次は、5つ、6つと増やしていきます。10個の的すべて倒したら、次の練習に取り組むことができる。というようにすれば練習の終わりは明確で、さらにミニゲームのような感覚で取り組むことができます。

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次回

成果を出す行動変容術 No.11-2
―真の集中力を手に入れろ 部活動編②―

次回はフローの知識を部活動にどのように活かしていくかを考えていきます。

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