成果を出す行動変容術 No.7-2―ゲームと脳科学から学ぶモチベーションの高め方 学級篇②―【行動分析研究所】

こんにちは、こぱんです。

応用行動分析という学問を日常で使うための研究をしていきます。
僕の経験や聞いた話、皆さんから寄せられた話を応用行動分析の視点で分析し解決策を探していきます。

成果を出す行動変容術 No.7-2

行動分析研究所
―ゲームと脳科学から学ぶモチベーションの高め方 学級篇②―

はじめに

今日は損失回避という心理にフォーカスして考えていきます。言葉は聞きなれないかもしれませんが、読めば、超身近にも使われている手法です!これを学級経営に落とし込んで行きます!!

損失回避とは

これは日常よくみられる心理です。想像してほしいのですが、欲しいものをえるという気持ちと、今あるものを失いたくないという気持ちだとどちらが強いとおもいますか?

答えは、今あるものを失いたくないという気持ちの方が強く働く傾向にあります。これは、大人も子どもも関係なく当てはまります。「隣のブドウは酸っぱい」という言葉にもこの損失回避が隠れていますね。

損失回避の例

隣のブドウは酸っぱいと思い込むことによって、「となりのブドウが甘かったら今食べたぶどうは損だった。」という後悔のストレスはなくなります。こうした、損失回避に伴った行動は意外とよく見かけます。

学校でも教室に落ちているごみを見つけた人が拾うようにわざわざ指導することもあると思います。なぜ、自分の使う教室が汚れているのに気にならないのかと教員は思うかもしれませんが、ここにも損失回避が見えかくれしています。

誰かが落としたごみを拾うことによって、ごみを落とした人は、楽をして自分が労力を使うという損をしたという感覚になってしまうのです。こうした、小さいレベルでも損失回避は起こり得ます。
この損失回避の心理は、教師側からしたら、少々やっかいなものですが、うまく利用できれば学級経営に多いに役に立つ手法になるのです。

次に日常のなかで損失回避を利用して人の行動を促すテクニックをご紹介します。

みなさん、スーパーでこんな文字を目にしませんか?
「大特価」「タイムセール」
これらの意味は、「安くなっているのは今だけですよ。今買わないと、後で買うときは定価で買うことになって損ですよ!」という損失回避を刺激する文句だったのです!
この例のように、損失回避をくすぐって行動を促すこともできるのです。
では、学校に落とし込んでいきましょう!

損失回避と学級経営

授業へのやる気を高めるために先生方は子どもたちの興味関心を捉えて、授業の導入を考えています。これは、とても大切なことです。その教育技術に加えて、今学ばないと(今、この行事に参加しないと)損ですよ。今、知識や経験を積まないと大人になったとき困りますよというメッセージを付け加えてみてください。

ぼくが小学校6年のときの担任は、自主勉ノートがクラス合計500ページになったら週末の宿題なしということをしていました。
今考えるとこれは、ご褒美と損失回避が入ったよい取り組みだったんだなあと思います。
がんばって自主勉を重ねてノートを埋めていけば、はやく宿題なしにしてもらえます。逆に今サボれば、宿題なしが遠ざかる(損をする。)ということになります。「せっかくやるならもう少しやろう。」という気持ちを巧みに引き出すことができますよね。もちろん、全員に当てはまる訳ではありませんが、1つの方法としていいですよね。

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次回

成果を出す行動変容術 No.8-1
―ゲームと脳科学から学ぶモチベーションの高め方 勉強篇①―

勉強は気合いだけでは乗り切れません。やる気を高めるためには知識が必要です。勉強をゲーム感覚にします!!

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