こんにちは、こぱんです。
応用行動分析という学問を日常で使うための研究をしていきます。
僕の経験や聞いた話、皆さんから寄せられた話を応用行動分析の視点で分析し解決策を探していきます。
成果を出す行動変容術 No.8-1
目次
はじめに
勉強のモチベーション維持は大変です。特に苦手な教科ほど勉強しないといけないのに、集中力が続かないという悩みは多くの受験生が抱える悩みだと思います。今回はゲーミフィケーションとともに勉強の仕方も触れながら考えていきたいと思います。
ランダム報酬でやる気アップ
勉強の習慣をつけるためにはまず適切なご褒美が必要です。まずは、自分が嬉しいと思うものを用意しましょう。基礎編でも紹介しましたが、「頑張ったらおやつを食べることができる。」というご褒美を設定したら、その報酬に飽きないようにするためにサイコロを使うという話です。サイコロの使い方は簡単です。事前に出た目の数と用意した報酬を結びつけます。1~2が出たら高級アイス、3~4ならチョコレート、5~6なら腕立て伏せとします。あとは転がすだけです!
時間依存報酬でやる気アップ
これはいわゆるボーナスタイムでしたね。だらけやすい時間帯にボーナスタイムを設定しておきます。例えば、1時から2時の間で、数学の問題を○問解けたらサイコロを振らずにご褒美をゲットすることができる。と言うようにあらかじめボーナスタイムの時間と報酬を決めておくことがポイントです。
休憩について
よく、勉強の合間に、漫画を読んだり、ゲームをしたりするという方はいるかもしれません。僕もそうでした。しかし、それでは休憩になりません。休憩とは集中を分散させることも目的の一つなのですが、漫画やゲームでは注意は分散されません。できるだけボーッとしたり、軽い運動をしたりして休憩しましょう。
また、一つのことに集中し、いったん別のことに気がそれてしまうと、元の集中力を取り戻すのに15分かかります。
例えば、数学の勉強していた時に、携帯の通知がなったのでラインを開き、後で返そうと思ったので、すぐに携帯を置きました。実感はないかもしれませんが、これだけで集中した状態はリセットされてしまい、作業効率も学習能力も下がってしまうのです。
模擬試験という最高のゲーム
模擬試験はみなさん受けていますか?
模擬試験は、予備校が出している試験の予測問題です。模擬試験は各教科の点数だけでなく、順位も出ます。さらには、模擬試験を実施している予備校によって難易度も違うので自分のレベルにあった模擬試験を受けることができるのです。
言い換えると、模擬試験をベースにしたゲームともいえるのです!
ゲームの要素である、他人との比較もできますし、模擬試験の仕組みが、既にレースのような感覚を得ることができます。
勉強するほど、順位をあげることができますし、この順位変動は、運ではなく、しっかりと対策を打って臨むことのできるものです。
しかも、参考書という攻略本も充実しており、問題集というトレーニングシステムまで完備しているのです。
また、難易度の違う模擬試験というのもラッキーですね。むずかしいとされている模擬試験を中ボスとして捉えることもできます。もちろん大ボスは志望校の試験です。
このように、模擬試験はゲームの要素である、リーダーボード、チェックリスト、タイムトライアル、進展フィードバックといったものが詰まっているのです。試験だと、時間があっという間に感じますよね。その感覚は、こういった人間が集中できる要素があるからなのです。
仮想通貨と希少性
比較的に模擬試験はやる気の上がるアイテムだと思います。あえてこれをレア化します。
模擬試験を受けるということ事態を報酬とするのです。そこで仮想通貨という考え方と組み合わせます。
例えば、問題集を解くアルバイトがあったとします。1時間でここまで解けたら、10スタディドルと設定します。(仮想通貨なので、好きに通貨を決めてください。)
1000スタディドルで過去問を解く権利を買うことができるという設定は、おもしろいと思います。
おわりに
中にはこんなことを考えるよりも勉強時間を確保したいという方もいらっしゃると思います。たしかに最初は時間がかかります。あと数日でテストという場合は向かないかもしれません。しかし、これらの方法は使っていくうちに癖付いてきます。ものにすれば、勉強だけでなくいろいろな技術を習得することが可能になるでしょう。
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成果を出す行動変容術 No.8-2
―ゲームと脳科学から学ぶモチベーションの高め方 勉強篇②―
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