【子育て】『うちの子、発達障害??』と思ったときに相談する専門機関まとめ

結論

発達障害に関する専門機関は意外とたくさんあります。また、園や小学校の先生を頼っても助言や専門機関につなげてくれます。もちろん、家族で支えることも大切です。もし、辛くなったり、困ったりしたことがあれば遠慮なく相談してみてください!!本記事は以下のお悩みを解消いたします。

  • 発達障害かな?と思ったらどこに相談するのか知りたい

発達障害かなと思うきっかけ

ちょっと、遊び方が他の子と違ったり、友達との関わりが下手だったり、興味を示さなかった場合は気になりますよね。個性なのか、発達障がいなのかは、場合によっては専門家でもわからないことがあります。

最初に発達障がいに気づくパターンは、保健センターが行う、1歳半検診や3歳児検診です。その検診では積み木や模倣などを行い、どの程度発達しているかをみます。そこで、引っ掛かれば発達検査を行い、より専門的な機関を紹介されます。

その他には、幼稚園や保育園で先生から進められたり、お母さんが子どものことで気になり、自ら調べて専門機関を頼るパターンもあります。

お母さんが気づくきっかけは、幼稚園や保育園の行事で、他の子と様子が違うことで園に相談するケースが多いようです。

発達障害/子育てに関する相談場所

いざ、子どものことで気になることがあった場合に相談機関がいくつかあり、迷いますよね。以下に相談できる場所と役割をまとめました。

小児科を利用する

小児科の場合、かかりつけ医がいると思うので、なにか定期的に診察に行くことがあれば、ついでに相談してみるとよいかもしれません。

関わり方のアドバイスをもらったり、より専門的な病院を紹介してくれたりします。

精神科を利用する

精神科はより専門的に発達障害に関した情報を提供してくれます。

また、睡眠が浅かったり、癇癪が激しい場合などは、薬を処方してもらうこともできます。

保健センターを利用する

基本的には、1歳半検診と3歳児検診を受けた結果、気になるところがあった場合、発達検査を受けるという流れになります。

こちらは、自治体が運営しているので、検診時以外でも、子育てや母子の健康に関する相談を無料で受けてくれます。

子育て支援センター

子育て支援センターは主に、子育てに関する相談全般、親子のふれあいの場(親子で楽しめる遊び)、お母さん同士の交流の場、という3つのサービスを提供しています。

また、障害の有無にかかわらず、子育てに関する情報提供をしています。もちろん、子どもの行動面で気になる場合、助言をもらえたり、専門機関を紹介してもらえたりします。

児童発達支援センター

発達障害のある未就学児以上のお子さんが通う児童福祉施設です。その専門性をいかして、子育て相談や発達支援を行っています。

発達障害の診断が出て、役所に届け出れば日中預かってくれたり、どのような支援が必要かなど考えてくれたりします。

発達障害者支援センター

子ども、大人にかかわらず障害に関する相談を総合的に行っています。

子育て支援センターよりも発達障害者支援センターの方が専門性が高いです。また、子どもだけでなく、大人の方にも対応しています。

サービスは、発達障害にかかわる相談/助言、発達検査、専門機関の紹介、就労支援をしています。

幼稚園/保育園の先生に相談する

もし、中度、軽度発達障害の場合、定期検診ではわからないことがあります。

その場合、幼稚園や保育園での集団行動面で気になる点が出てきて相談に至ることがあります。

もちろん、気になった時点で、直接専門機関に相談してもよいと思います。

しかし、最も相談しやすいのは日中子どもを預けて、ある程度コミュニケーションをとっている園の先生だという方も多いのではないでしょうか。

信頼できる先生がいらっしゃるのであれば、園での様子を聞いたり、発達障害に関する質問をしてよいと思います。

また、最近では大学や短期大学で発達障害にかかわる講義が必修化されたり、中には、小学校と特別支援学校の教員免許を持っている先生もいらっしゃるので、ぜひ相談してみてください。

注意点

おそらくほとんどの先生が障害に関してある程度の知識と理解があると思いますが、中には偏見的な考えや言葉を使う先生もいます。そのようなときは、他の先生に相談したり、子育て支援センターを活用したりしましょう。

小学校の先生に相談する

小学校の場合、児童支援コーディネーターや特別支援コーディネーター(ほとんどが、特別支援学級の先生)が窓口となって対応してくださいます。

また、自治体や校内で行われる障害理解のための研修も充実しています。学校には、専門機関につなぐ役割もあるので、ぜひ相談してください。

結局どこに相談したらいいの?

意外とたくさんの専門機関があり、驚きましたか?

お子さんが幼稚園、保育園、小学校に通っていればまずは、担任の先生に相談するのがよいでしょう。

もし、担任の先生が非協力的だった場合は、発達障害者支援センターに問い合わせることをおすすめします。

また、お子さんがどこにも通ってない場合は保健センターを活用してください。

発達障害と診断されたら

先程紹介した、児童発達支援センターが展開する施設を利用したり、療育センターを利用して専門的に発達を促す施設に通うことができます。

それらの施設に通うためには、診察後、市役所の福祉窓口に申請します。その際に診断書が必要です。申請が通れば、『福祉サービス受給者証』をもらい利用することができるようになります。

療育センターとは

発達障害の特性が気になる子供に作業療法士などの専門職が療育を提供する専門機関です。

作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、臨床心理士、臨床発達心理士などの専門職が、子どもの発達を見て、その子に合った療育を提供することによって子供の発達を促します。

療育について詳しい記事はこちら

就学先の決定について

発達障害の診断が出た際の就学先は、主に保護者の考えが反映されます。もちろん、全て1人で決めることはなく、特別支援センターなどで委員会の人と話し合い、通常学級、特別支援学級、特別支援学校、を検討します。

また、通常学級に在籍していても、特別支援学級に転籍することも可能です。

おわりに

少し触れましたが、偏見を持っている人は必ずいます。育て方のせいにして親を責めたり、子どもを見下したりする方です。中には、精神科の先生でも理解のない先生(先生と呼びたくないですが)もいます。でも、多くの先生が励ましてくれたり、適切な助言をくれたりします。

たまたま、相談した1人目が理解のない人だと、かなりへこむと思います。でも、それは偶然にすぎないと思います。それくらい、紳士に向き合ってくださる方がほとんどだということを記して、今回は終わります。

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