子どもを叱って後悔しているママとパパに伝えたい3つのこと

結論

子育てでいらいらしたり、つい叱りすぎたということがあると思います。でも、ご自身を責めないことが重要です。そもそも、子育てはいらいらを抑制してくれるセロトニンというホルモンが不足しやすくなるので多少の叱りすぎは仕方がないと割り切りましょう。本記事では、以下のお悩みを解消します。

  • 子どもを叱りすぎて悩んでしまう。
  • 子どもの悪いところしか目につかない。
  • 叱らなくて済む方法を知りたい。
  • 子育てがしんどい。

叱った後、自分を責めていませんか?

思うようにいかないことがあると、ついいらいらしてしまうものです。そして、積もり積もって子どものよくない行動に厳しく叱ってしまうのでしょう。

まず大事なことは、ご自身をあまり責めないでください。「親としてどうなんだろう」と悩んでおられるかもしれませんが、このサイトを開いていただいたということは、きちんと自分と向き合おうとされているのだと思います。それだけで、すばらしいことではないでしょうか。

自分を責めなくて良い理由

そして、きつく叱ってしまうのは、あなたが親として未熟だからというわけではないことを強調しておきます。

なぜならいらいらの原因は、普段のストレスや生活習慣の乱れかもしれないのですから。

1 子育てはセロトニンが不足しやすい状況になる

子育ては、どうしても睡眠時間が削られますし子ども中心で生活が回ることのストレスもあります。それに、うまくいかないことも出てきたり子育てそのものに不安が出てきたりします。

まさに子育てってセロトニンが不足しやすい状況なんですよ。

セロトニンについてご紹介しますね。

セロトニンとは、脳の神経伝達物質のことで私たちのやる気を高めたり、ストレスを軽減させたり、理性的な行動をさせるために必要な物質です。

しかし、このセロトニン、実は脳内で自動的に生成させるわけではないのです。

セロトニンは、大豆やバナナに含まれるレシチンという物質が素となって作られます。さらに、日光を浴びたり、軽い運動をしたりするなど結構お世話してあげないと分泌されないんですよ。

しかも、なにか不安なことやストレスを感じるとせっかく分泌したセロトニンがストレスを軽減するために使われてしまうんですよ!

もうおわかりですね。いらいらをなくすためにセロトニンが必要なのに子育てはそのセロトニンが分泌しにくく、なおかつ減ってしまう生活リズムになりやすいんです。

だから、子育てって辛くなる人が多いんですよ。もっと言えば日本人はそもそもセロトニンが少ないと言われています。

残念ながらセロトニンはサプリなどで補うことができません。そのため、1日少しでも朝日を浴びたり簡単に取れるバナナをストックさせておくのは一つの方法です。

もちろん、乳幼児さんにとっても朝日を浴びることは良い影響を与えるので、親子で5分程度の朝さんぽをおすすめします。

時間がないときや一度外に行くとなかなか戻ってこれない場合は、家の中で窓から外を眺めるだけでもいいですよ!

そのときに、「虫さんや鳥さんいるかな?」と言葉をかけると子どもは喜んで外を見てくれます!

2 人はネガティブなことを発見するのが大得意

人は、ネガティブな面を発見するのが得意です。ネガティブバイアスなんて名前もついているほどです。

そもそも人って、自分にも相手にもできていなことや失敗に対してめちゃくちゃ敏感なんですよ。だって、生き延びたり、子孫を残していくためにはよくない面は改善した方が良いですよね。だから本能なんです。

それに、子育てって子どもに期待も膨らませていますからなおさら、直してほしいところが目に付くんですよね。これは本能なので仕方がないと思いませんか?

人はそんなもんなんですよ。

だから、しょうがないと割り切って子どもと付き合っていくか、自分が子育てに関する勉強をするかの2択だと思います。

ある程度、知識があれば子どもの行動について叱らなくて済む場面も出てきますし、注意の仕方のバリエーションも増えると思います。

気軽に読めるおすすめの本があるのでご紹介しますね。

3 叱ってばかりいる自分に疲れた人が読んで欲しいおすすめの2冊

いろいろな考え方に触れるという方法は、ちょっと気持ちが楽になったりちょっとした発見があったりします。

それに、私は人から指摘されるのはあまり好きではありませんが、本からなら素直に受け止めることができます。

『脳科学からみた8歳までの子どもの脳にやっていいこと悪いこと』

Version 1.0.0

1冊目にご紹介するのはこちらの本です。著者成田奈緒子さんは立教大学の小児医療の教授ですが、自身の子育ての経験も交えて脳を育てるという観点で子育てについて述べています。

こちらの本は本当におすすめで、子育てであるあるな場面を19個紹介し対応の仕方を教えてくれます。脳科学をもとにしていますが、とても文体が柔らかく、提案のように示してくれるので読者としても受け入れやすいです。

あるあるな場面とは、例えば、「時間を守れる子に」や「お片付けができる子に」などのしつけから「英語脳の子に」のように学習面も含めた子育てのヒントを教えてくれます。

この本を読むことで、叱る場面が減ったり、逆に根拠を持って叱ることができるので叱りすぎて凹むことはなくなると思います!

『メリットの法則』

叱るという行為の根本的な理由を知りたいのであればこちらがおすすめです。

この本は、人の行動を分析し、なぜこんな行動が起こるのか、どうすれば行動を抑制できるのかについて書かれています。

そして、この本を読むと叱った方が良い場面と褒める場面が明確になるでしょう。

また、物でつる効果や無視をする効果も事例も含めて紹介しています。いろいろな子育ての手段が増えると思います。

公的な子育てサポートサービスもあります

子育ては辛くなるときもあると思います。私の母も言っていましたし、今子育て中の姉も言っています。叱りすぎて親子でもめることも出てくるかもしれませんが、性格がゆがむということはほとんどありません。

あえて厳しく言うと、虐待は批判します。もし、つい手が出てしまうのなら他の専門機関にご相談ください。相談者に対して責めるようなことは決してありません。きっとあなたに寄り添って解決策を考えてくれるでしょう。

また、もし、しつけと思って手を出しているのならそれは全く逆効果であると知ってください。

でも、ここに訪れた方はつい叱りすぎてしまうだけであって虐待はされていないでしょう。うまくいかなくても自分を責める必要はないのです。

もし、誰かに相談したいことがあったり子どもを預けたい場合、下記に子育てサポートをまとめ記事を貼っておくのでご参考までにご覧ください。意外と公的なサービスがあって安くご利用できます。

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