【脳科学×子育て】子どもの自己コントロール能力を高める3つの方法

結論

わがままな態度は、しつけの問題ではないかもしれません。脳が不安がっているか、生活習慣の乱れが原因のことがあります。この場合、朝の運動習慣や肯定的な言葉かけをするとよいでしょう。本記事では、以下のお悩みを解消いたします。

  • 嫌なことがあると、すぐに手がでる
  • 嫌いなことや苦手なことは、すぐに投げ出す
  • 自分のやりたいことを優先する
  • 時間が守れない

はじめに

箇条書きであげた悩みは、特別支援学級だけでなく、通常学級でも多く見られるのではないでしょうか。

これらをまとめると、自己コントロール能力(自律性)が低いとも言えます。

自己コントロール能力が低い理由

もし、我慢ができなかったり、自分勝手な言動が目立つ場合、理由はなんだと思いますか?

親のしつけの問題でしょうか。それとも、自己コントロール能力が低い方は全員発達障がいを疑うべきなのでしょうか。

違います。

正解は、不安と恐怖という環境が原因です。

例えば、家庭で親とのコミュニケーションがとりにくい場合、不安や寂しさにつながりますし、虐待にさらされていれば、不安のみならず常に恐怖と戦っている環境となります。

脳が危険な環境であると判断した場合、自分を守るためには、戦うか、逃げるかを素早く判断しなければなりません。つまり、考えている場合ではなく、直感的に動くように脳が命令するのです。

そして、そのような脳の状態になってしまうと、人間の思考は否定的、回避的になってしまうのです。

厄介なことは、脳が場面ごとに適切に安全か危険かを判断できるわけではないということです。故に、家庭環境が悪いと学校での態度にも影響してくるのです。

自己コントロール能力の高め方

以上のことが原因だとすれば、ロールプレイによる伝え方の学習や道徳教育の一部にも疑問が生じてきませんか?

自己コントロール能力を高める方法は、3つあります。

 

1つ目は、安心感のある居場所をつくること

2つ目は、生活習慣を帰ること

3つ目は、子どもに決定権を増やすことです。

 

順番に確認しましょう。

安心感のある居場所とは

脳が不安や恐怖を感じているとすれば、それは大人から否定的なことを浴びていたり、虐待されていたり、物事がうまく行かずどうすればいいのかわからない状態のいずれかでしょう。

学校を安心な場所にするためには、学級内で困ったことがあればいつでもサポートをするということを伝えたり、クラス全体で肯定的な言葉を増やす取り組み(いいこと見つけなど)を積極的に取り入れたいですね!

生活習慣を整える

私たちの自己コントロール能力は、前頭葉が発達したからこそ、得られたものです。しかし、その自己コントロール能力と対立するのが、生存に必要な本能です。

食欲、睡眠欲、性欲のみならず、何かを獲得したいという欲などです。本能を抑え、理性を優位に働かせるためには、本能を司る部位(大脳辺縁系)と理性を司る部位(前頭葉)の架け橋となる、セロトニンという物質が必要です。

セロトニンは、脳が分泌するホルモンの1つです。このホルモンは、朝日を浴びることや軽い運動、咀嚼、によって分泌されます。つまり、生活習慣が乱れていると、不足してしまい自己コントロール能力が低下してしまうのです。

自分で決める

人は他人に決められることを嫌います。逆に、自分で決めたことは、やり遂げようとする傾向にあります。

そのため、できるだけ本人が決めるという場面を用意しましょう。

例えば、遊ぶ時間は大人が何時までというように、決めてしまいがちですが、最初はどのくらいまで遊びたいかを聞いてみましょう。

大人が想定している時間よりオーバーしている場合、理由をきちんと伝えて、改めて時間を聞きます。

もしかしたら、子どもから「何時までならいいの?」と聞いてくるかもしれませんが、そのときは時間を伝えてもよいでしょう。

相談して決めたという感覚があれば、帰る時間を守りやすくなったり、「もう少しだけ!」といってずるずる遅くなるということも防ぎやすくなります。

おわりに

自己コントロール能力を高めるには、しつけの仕方よりも脳の特性を理解したアプローチが有効です。もちろん、発達には時間がかかります。

発達の途中では、子どもに根気強く言い聞かせる場面も必要になり、辛いこともあるかもしれません。でもそれは、しつけの仕方が悪いということではありません

もし、年齢に対して、「わがままだな」、「トラブルが多いな」と感じたら、次のことを実践してみてください。

  • 朝、外で身体を動かす
  • 子どもに共感しながら話を聞く
  • 自分で決める場面を増やす

たったこの3つだけで、子どもだけでなく大人も変わることができるのです。

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