部活動指導員がお答えします!仕事内容から報酬など現場の声をお届け!!

結論

部活動指導員は技術指導と大会の引率だけでなく、可能な範囲で月予定の作成や用具の管理を行います。報酬は時給1300円から1700円です。本記事は以下のお悩みを解消します。

  • 部活動指導員の仕事内容は?
  • 部活動指導員の給与は?
  • 部活動指導員を雇うメリットとデメリットは?
  • 本当に教員の働き方改革につながるの?
  • 人材は確保できるの?

部活動の今後

現在、教員はブラックな働き方として名高いですが、ブラックと呼ばれる一因は部活動指導にあります。教員は春から夏は18時まで、秋から冬でも17時くらいまで部活動指導で拘束されます。そのため、会議も授業準備も勤務時間を過ぎてから手を付けることが普通です。最近では、部活動の時間を短縮する動きがありますが、まだまだ進んでいません。

というのも、保護者からの要望や部活動を好んでいる先生方もいるからです。一方で、多くの先生方にとって部活動は負担に感じているのが現状です。そのため、平成29年から外部に委託するという動きが出始めました。そして、昨年の中央教育審議会で、令和4年を目途に少なくとも土日は大学生やスポーツクラブの方と連携し外部に任せていくということが決まりました。

しかし、どのようにしたら人材が集まるのか。どれほどの規模で委託できるのかまでは明確にしめせずにいるようです。

教員の多忙化解消になるのか

部活動指導員の目玉は顧問の負担軽減です。これは実現できるのでしょうか。

結論からいうと、部活動指導員を導入することで教員の負担は軽減できます。部活動は、顧問が平日に2時間程度指導し、土日のどちらかで3時間程度の練習を行っています。さらに部活にかかる費用の管理や怪我などの対応、ユニフォームの発注、月予定の発行などがあります。一つ一つを見れば大きな業務があるわけではありませんが、自分の教科とクラス運営、学校運営に加えてこれらの仕事をこなすのは大変です。

部活動指導員は、技術指導だけでなくこれらの仕事も可能な範囲で担います。そのため、生徒は技術の向上が期待でき、顧問の先生は部活以外の仕事に専念することができるため残業も減らせるという好循環を生むことができます。

部活動指導員を導入する問題点

新しい取り組みにはそれなりの課題が出てくるのは当然です。

部活動指導員の考え方が古いと大変

顧問としては、部活動指導員の人格が気になるところでしょうか。現在いかなる場合でも、人格否定をする言動や体罰は認められていません。今や当たり前ではありますが、古い考えの指導者もいます。

また、外部指導者と生徒との間で溝ができてしまった場合、その間を取り持つのは学校の先生ということになるでしょう。そうなれば、余計な仕事やストレスが生じるため、本末転倒と言わざるを得ません。

この条件で人材を確保できるのか

募集要項を見ると教員免許を持っているか、スポーツクラブで教えたことがあるかという応募資格があります。

そのわりに、給与は時給で1300円から1700円です。この給与が高いか低いかは個人がどう感じるかにもよりますが、週5日勤務してもらうことが理想ならば、この給与では人材は集まらないでしょう。

そもそも、平日の部活動は15時から始まります。その時間に勤務できる方は多くありません。そのため、平日における教員の部活指導の負担は変わりませんし、ユニフォームの発注や月予定や引率届の制作といった事務仕事も減らない可能性があります。

土日や大会の引率のみでも負担軽減にはつながると思いますが、平日の多忙化解消には至らないので今後の課題といえます。

実際に部活動指導員をしてわかった大変なこととやりがい

私は、現在公立中学校のバドミントン部の部活動指導員として勤務しています。私はフリーランスライターや小学校、特別支援学校の非常勤講師として生計を立てているので、平日も臨機応変に対応することが可能です。

社会的に、フリーランスでしかもwebを使ったお仕事をされている方が増えています。そのため、今後、平日も勤務可能な方が増えていく可能性はありますが、そこに至るにはもう少し時間がかかりそうです。

私の性格に合っている部活動指導員という仕事

やはり部活動指導は楽しいです。

バドミントンは「運動が苦手だけど、チャレンジしてみたいな!」という子も入部してきます。そういう子にこそ、「少し習っただけでシャトルの飛び方が変わった!」ということを体験してほしいと思います。

私自身、小学生のころは全く運動ができませんでしたが、バドミントンを続けることで成果を出してきました。運動に対してネガティブなイメージのある子にバドミントンを通して「運動って楽しい!バドミントンを続けたい!」と思ってもらえることが一番の使命だと思っています。

もちろん、少ない練習時間でどのように練習すれば成果を上げることができるのかということや、チームを動かすうえで部長への言葉かけやマネジメントの方法は常に勉強です。自分で勉強してよりよいチーム、技術的にも優れているチームを目指すというプロセスをわたしは楽しんでやっています。

私が痛感している問題点

私が部活動指導員として勤務して半年経ちます。その中でいくつか難しいなと感じる場面が出てきたのでご紹介します。

時間が決められている

私が勤める自治体では、部活動指導員として勤務できる時間帯が4枠あり、その中で指導することが求められています。

4枠とは

  • 9時~12時
  • 12時30分~15時30分
  • 14時~17時
  • 15時~18時

の4枠です。それ以外は認められていません。しかしながら、学校の都合上14時半から17時半まで部活をすることもあれば、他の部活と体育館を分ける都合上8時から11時で練習をする場合も多いのです。しかし、その点は臨機応変にシステムを変えることができないそうなので困っています。

部活動指導員に任せられる常務は実質6割程度

学校では私の勤務時間外で顧問の先生が動かなければならない場面があるため、完全に部活動指導員が顧問のような働きをすることは無理だとわかりました。

一応制度としては2ケースあり、1つは部活動指導員が主顧問を担い、学校の先生は「担当教諭」として補助をするケースです。2つ目は部活動指導員と学校の先生が顧問として役割を分担していくケースです。

働き方改革を進めるなら、理想は1つ目のケースだと思いますが、私は半年間務めて部活動指導員と学校の先生が役割分担をした方がよいと感じています。

理由は、部活動指導員が原則1日3時間程度の勤務だからです。冬の平日なら1時間程度の練習で下校となるため、事務仕事が行えます。しかし、夏は少なくとも2時間半ほど練習します。そのため、部活に関わる事務作業ができなくなるのです。

例えば私の学校では、ユニフォームの発注は顧問の先生に任せています。私の勤務時間外でスポーツ店から電話がかかってくることが多いため顧問の先生が対応した方がスムーズです。

また、行事では部活動単位で活動する場面がある学校もあります。そのときに部活動指導員が主顧問で部活動を全て運営していた場合、担当教諭だけで部員を動かせるか疑問が残ります。もしかすると、顔と名前が一致しない可能性も出てくると思います。

これらの理由により、学校の先生も顧問として置き、役割を分担しなければならないと思います。もちろん、行事で部活動ごとに動かす場面をなくしたり、ユニフォームは各家庭でそろえるようしたりするなどの改革ができれば解消するのかもしれません。

遠征を行う場合連絡調整が大変

他校の顧問とは主にパソコンで連絡調整をします。しかし、部活動指導員にパソコンは配布されていないので、顧問を通して連絡調整をしてもらうっています。もちろん、電話でも可能ですが部活動指導員の勤務時間が限られている中で、しかも相手も超忙しい中学校の教員であることを考えるとメールでのやりとりが無難です。

私が行っている仕事一覧

先ほどお伝えした通り、私はフリーランスで働いているので平日も週4日程度で1日3時間、勤務することができています。この勤務体制で主に以下の6つの業務を行っています。

  • 技術指導
  • 大会・遠征の引率
  • 用具の管理
  • 怪我時の対応(保護者、顧問、管理職、養護教諭に報告を含む)
  • 他の体育館部活の顧問と体育館の調整を行う
  • 練習の月予定表作成

 

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