発達障害のお子さんを育てる中で、日々のストレスに直面している親御さんを多く見てきました。
子育ては一筋縄ではいかないことも多いですが、あなたが抱える悩みを一人で抱えないでほしいです。
この記事を通して、ストレスを感じるサインを見つけ、日々の中でできるリラックスのコツ、それからどんな行政支援が利用できるのかをお伝えします。
読み終わった後、お子さんとのより良い関係を築くための具体的な方法が手に入るはずです。
毎日を少しでも楽にし、家族での幸せな時間を増やすための知識となれば幸いです。
目次
発達障害の子と関わるときに感じるストレス
発達障害のある子どもと関わる際に感じるストレスの正体を5つ紹介します。
- 予測できない行動
- コミュニケーションの難しさ
- 期待とのギャップ
- サポートとリソースの不足
- 自分の時間や自己ケアの不足
予測できない行動
発達障害のある子どもは、予測不能な行動を取ることがあります。これにより、親は常にハラハラした状態になり、これがストレスとなることがあります。
コミュニケーションの難しさ
コミュニケーションの障害は発達障害の特徴であり、子どものニーズや感情を理解するのが難しくさせます。
カードを使ったコミュニケーションでも、子どもが理解するのに時間をかかることもありますよね……。
期待とのギャップ
社会的な期待や「普通」の基準と自分の子どもの行動との間にギャップを感じると、親はストレスを感じることがあります。
他の子どもたちや家族との比較によるプレッシャーも含まれます。
サポートとリソースの不足
適切なサポートやリソースが不足している場合、親は過大な責任を感じ、これがストレスとなります。
特に教育、治療、日々のケアに関する適切なサポートが得られない場合、この感覚は強まります。
自分の時間や自己ケアの不足
子どもへの絶え間ないケアと注意が必要なため、親自身のリラックスやリフレッシュの時間が不足しがちです。
これがストレスの蓄積につながります。
放っておくと、叱ることが多くなり、「あ、また叱ってしまった……。」と自己嫌悪に陥る親御さんも多いです。
こうなると負のループになるので、後半に紹介するサポート機関をうまく使いながら自分の時間も確保していきましょう。
ストレスのサインに気づこう
ストレスは私たちの日常に潜んでいて、気づかないうちに心や体に影響を与えます。
例えば、発達障害のお子さんを持つあるママは、子どもの学校からの連絡が多くて、気が気でない日々を過ごしていました。そんな彼女は、いつの間にか眠れなくなり、イライラしやすくなっていました。
これがストレスのサインです。
日々の忙しさの中で、私たち自身の感情や体の変化に気づくことが重要です。
ストレスを感じたら、まずは深呼吸して、自分の心と体に耳を傾けてみましょう。
そして、フタをしていた感情と向き合うことで自分が今やりたいことが見えてきます。
自分時間の大切さ
親にとって、自分の時間を持つメリットは息抜きだけではありません。
エネルギーを回復し、心を安定させるための大切な手段なのです。
発達障害のお子さんを育てる中で、親自身が感じるストレスはとても大きいもの。
そんな時、自分だけの時間を持つことで、心の負担を軽減できます。
自分時間は、好きな本を読む、好きな音楽を聴く、短い散歩をする、ゆったりとお茶を飲む、など、何でも構いません。
大切なのは、「これが私の時間だ」と心から感じることです。
自分だけの時間を持つことで、心がリフレッシュし、新たな気持ちで日々の育児に向き合うことができます。
このように、自分自身を大切にする時間を持つことは、健やかな心を保つためにとても効果的です。自分をいたわることが、最終的にはお子さんとの良い関係につながるでしょう。
サポートしてくれる機関3選
ストレスが減る子どもとのかかわり方
自分の時間を作ることも大切ですが、それでも子どもとのかかわりの中でストレスが減るにこしたことはありませんよね。
最後に、子どもと関わるうえで、「こんな考え方をすると楽になる!」というポイントを3つ紹介します。
- 子ども状況を理解する
- 子ども自身に期待する
- 柔軟性を持つ
子どもの状況を理解する
発達障害について学ぶことで、子どもの行動や反応の背後にある理由を理解しやすくなります。
子どもがどのように世界を感じ取り、反応しているのかを知ることで、適切なサポートを提供できるようになります。
子ども自身に期待を持つ
すべての子どもは違うので、発達障害のある子どもには独自のペースと方法で学び、成長していきます。
社会的に見て、一般的に見て、どうであるかではなく、「私がこの子にどう育ってほしいか」を自分に問いかけてみましょう。
意外と「あ、周りの目を気にしていたな。ありのままを見ていなかったな」と気付くこともありますよ。
柔軟性を持つ
柔軟性を持って対応することが重要です。
計画通りに進まないことがあっても、落ち着いて対応し、必要に応じて計画を調整します。
とはいえ、発達障害のお子さんと関わる場合、子どもの方が柔軟性が低くて困った……。
という場面も多いですよね。
たくさん提案しても全部拒否、、なんてことも💦
でも、子どもの癇癪が収まらない状態や解決しないことを認めるのも1つの柔軟性だと捉えています。
僕自身、子どもの癇癪と対峙するとき、うまく関われていなんじゃないかと不安になりましたが、無理だと思ったら、最低限子どもがケガをしないことと他人を傷つけないことだけ注意するようにしました。
解決しようとするのもまた、自分のエゴかもしれないと思うと焦りや不安がスッと消えていきますよ。
まとめ
子ども中心の毎日になると思いますが、「自分あっての子ども」です。
子どもはみんな、親が笑顔だと安心します。
ぜひ、自分を整える時間の確保、そのために必要なサポートを探してみてください。
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