- 小学校からプログラミング学習が始まるって聞いたけど、どんな風に学習するの?
- 就学前にプログラミング教室に通わせたほうがいいの?
- プログラミングって教育課程に位置付けるほど重要なの?
- そもそもなぜ小学校からプログラミングを勉強するの?
このような疑問にお答えします。
プログラミングとは
プログラミングとは、コンピュータにこちらの意図する活動をさせるために行う命令です。この命令する手段が記号や英語を用いたプログラミング言語と呼ばれるものです。
実は、みなさんがよく知るマイクロソフトのWordもプログラミングで動いています。
例えば、
『プログラミング学習は今後、必須のスキルとなる。』
こんな文章があったとします。そして、『必須のスキル』という言葉を強調するために太くするとき、画面の上方にあるBをクリックして太くしますよね。それは、実は内部では、
<b>必須のスキル</b>
このように、対象の言葉の前後にプログラミング言語が記入されているのです。
ただ、これを書くのは面倒なのでワンクリックで太くしたり、マーカーを引いたりできるようにしてくれているのがwordというソフトだったのです。
小学校でプログラミング学習を取り入れた文部科学省のねらい
プログラミング学習が小学校から取り入れられた理由は、現代社会がコンピュータによって支えられており、小学校段階からコンピュータに慣れ親しむことが必要だと判断したからです。
具体的なねらいは2つあります。
- コンピュータの仕組みを理解し、自分の生活や社会に役立てようとする態度を育てよう。
- プログラミング学習を通して論理的思考能力を育て、課題が生じたときに、物事を順序立てて考え解決できるようにしよう。
ということです。ただし、プログラミング言語やスキルの習得まではねらっていないということが強調されています。
社会に役立ててほしいのに、スキルの習得はねらわないとはどういうこと?と思うかもしれませんが、つまり全児童が卒業までに、論理的思考能力やコンピュータを使うことに慣れることは必要だが、より専門的な知識や技術は興味をもった児童が自主的に取り組めばよいということです。
小学校で行われるプログラミング学習の実態
では、いったい小学校ではどのようにしてプログラミング学習に取り組んでいるのでしょうか。おおまかには次の通りです。
- 各教科の中でその教科の内容をより深く理解させるためにプログラミングを用いる。
- プログラミングにより興味関心を持たせ、扱いに慣れさせるために、プログラミングに特化した授業をする。
- クラブ活動のなかにコンピュータクラブやプログラミングクラブを学校の判断で設けてもよい。
上記のことからもわかるようにプログラミングはあくまでも手段として活用するという姿勢です。
就学前にプログラミングを勉強するべきか
結論から言うと、親御さんの教育方針で決めていいです。
プログラミングに慣れていなから小学校の学習についていけないということはありません。
学校は、学校でしかコンピュータに触れない子がいることを想定して授業を考えるので心配いりません。
しかし、今後プログラミングのスキルが将来的に役に立つことは明らかでしょう。小さい頃から、楽しく学べる環境があれば自分からどんどん学び、プログラミングスキルを高める活動は、意義のあることだと思います。
幼児のお子さんにプログラミング教育を学ばせたい場合、カタミノというパズルゲームや「カードでピピッとはじめてのプログラミングカー」というボードゲームなどプログラミングを簡単に楽しく学べるおもちゃもたくさんあります。
これらはSTERM教育と呼ばれるもので、雑貨店にも売っていますし、子ども向けのプログラミング教室を開講している教室でも先生がついて学ぶことができるのでおすすめです。
現在、親がさせたい習い事の1位はピアノですが、プログラミングとなる日も近いのでしょうね。
STEAM教育について詳しく知りたい方はこちら!
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