結論
本記事では、プログラミング教育の参考となる教材や実践例を調査し、よりわかりやすいものを集めました。
- プログラミング教育の目的を知りたい。
- スモールステップでプログラミングが学べる教材が知りたい。
- プログラミングの実践例を探している。
目次
プログラミング教育のねらい
プログラミング教育のねらいをまとめると以下の3つです。
- 社会はプログラミングで動いていることに気付く
- プログラミング的思考を育み課題解決に活かす
- プログラミングの面白さに気付き意欲を高める
これらのねらいに基づいて授業設計をしていきます。
プログラミングとは
プログラミングは、コンピュータへの命令です。しかし、人間の言葉で「進め」や「STOP!」と入力してもコンピュータは理解しないので、専門の言語で命令します。それがプログラミング言語です。
また、プログラミングによって論理的思考能力が育まれることが期待されていますが、なぜかわかりますか?
プログラミングでは、コンピュータに細かく命令しなければなりません。
例えば、「もし、○○の場合こう動いて、でなければ、もし○○の場合はこう動いて」というような入力が必要です。
この命令を入力する過程で、「コンピュータに理想の動きをさせるためにどのように命令を入力すればよいか」を考えます。だから、論理的な思考能力が育まれると考えられているのです。
例えば、私があなたに3メートル先の壁を差して「壁まで歩いて」と命令したとします。するとあなたは壁に向かって歩いてくださることでしょう。
しかし、コンピュータは「壁まで歩いて」だけでは全く動くことができません。言語の問題もありますが、それ以前に命令が足りないのです。
具体的には、コンピュータの中のキャラクターに壁まで歩かさせたければ「どのタイミングで」「どの方向に」「どのくらい進んで」「壁にぶつかったあとどうすればよいのか」まで細かく伝える必要があるのです。
プログラミング教育におすすめの無料教材『プログラミングゼミ』
今回ご紹介するのは、プログラミングゼミです。わたしも実際にやってみましたが、スモールステップで学べるのでおすすめです!
プログラミングゼミは、キャラクターの移動やパズルゲームを通してプログラミングを学ぶことができます。
コンテンツには、「キャラクターを右に動かしてみよう!」や「このプログラムに〈ドラゴンが攻撃を10回受けたらクリアと言う〉プログラムを作ろう」などがあり、クイズのような感覚で取り組むことができます。
また、サンプルとしてブロック崩しなどのゲームやプログラミンで作られたストーリーを見たりプログラミングの中身を見ることができます。
まずは、真似をしながらプログラミングに慣れ、ある程度身に付けば、自分で画像を挿入して簡単なゲームを作っていきましょう!
プログラミング教育の実践例
プログラミング教育といっても、教科指導を中心に進めていくのか、プログラミングそのものを学ぶのかでどんな教材を使うのかどのように展開するのかは大きく変わります。
指導案もついている以下のサイトを参考に授業立案に役立ててください。
プログラミングそのものを学ぶ
この授業では、Viscuitを利用し、<たまごを描く→たまごをタッチすると割れる>というプログラムをつくります。また、子どもが創造できる余地を作るため、割れたたまごの中から何が出てくるのか、具体的にどのような動きをさせるかといった課題は子どもたちが考えて創るようにします。
https://miraino-manabi.mext.go.jp/content/406
プログラミング×教科指導
6年生理科の授業でプログミング的思考を培う授業実践がありました。
授業のねらいは、「電気の無駄遣いを、センサーを活用したプログラムを作ることで、解決してみましょう。」です。(引用元URL https://procurri.jp/wp-content/uploads/2019/05/sdrika6.pdf)
つまり、電気の消し忘れなどによって起こる無駄遣いをなくすためのプログラムを作る授業です。
振り返りでは、センサーに使われるプログラミングに興味が湧いたり、自分でももっとセンサープログラムを作ってみたいという意欲的な感想がありました。
https://procurri.jp/2019/05/23/microbit2/
※この授業では、micro:bit を使用しています。
micro:bitについて詳しくはこちら!
プログラミングに関連する記事はこちら!
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