結論
学校の成績を上げたり、何かスキルを身に付ける際に重要なことは学び方です。もし、あなたが自分の能力が低いから何も身に付かないと思っているのなら、安心してください。あなたの能力が低いのではなく、学び方を知らないだけです。この本は、あらゆるスキル習得に応用できる本です。本記事は、以下のお悩みを解消します。
- 勉強ができるようになりたいけど、勉強が苦手で集中力が続かない
- 偏差値の高い学校に行きたいけど、勉強があまり好きではない
- とにかく効率よく知識が身に付く方法を知りたい
- 学びのメカニズムを知りたい
- 勉強の仕方がわからない
内容
成績をあげるために賢さは重要ではありません。大切なことは学習のやり方にあります。正しい休憩の取り方や学習の定着率を上げる勉強法、集中できる環境づくりまで脳科学の視点や学生を対象にした研究から学習効率を上げる方法を解説しています。
もちろん、試験を突破する学習する方法など具体的なところまで落とし込んでいるので、試験が迫っている方こそ、その項目だけ読んでみることもいいでしょう。
この本を読むことで成績が上がらないのは、決してあなたの能力が低いせいではなく、本当に効果的な学習の方法を知らなかっただけなんだと気づくことができるでしょう。むしろ、「私は頭が悪いから勉強しても無駄だ。」と勉強をしない言い訳ができなくなり、困るかもしれません。
計画と障害を考えると勉強を頑張れるようになる
いざ勉強を始めても数分で嫌になった事はありませんか?
これはあなたの能力が低いとか意思が弱いからではありません。ただ、単に学習計画を立てていないか、立て方を間違えているかです。
ある研究によると、いつどこで勉強をするのかを計画した学生は、50%も学習時間が長く、自分の勉強にとって邪魔になるものをあらかじめ予測し対策をしていた学生は、取り組んだ問題の量が60%も多かったというデータがあります。
つまり、具体的な計画と誘惑に打ち勝つための対策を立てておけば、学習時間が伸びるので成績も向上します。
ちなみに自分にとって邪魔になるものとは、スマホの通知や漫画を読みたいという誘惑などです。また、解けない問題に出会った場合も誘惑に負けやすいので次のようなルールを作って対策してください。
例えば、「もし解けない問題が出てきて取り組むのが嫌になったら他の問題にうつる。」などとあらかじめルールを作ることをお勧めします。
最も最悪なことは、集中力が切れてなんとなく漫画やゲームをしてしまうことです。これらは、あっという間に時間が過ぎてしまうだけでなく、休憩にすらならないからです。
休憩がどれほど大事なのか痛いほどわかった
みなさんが休憩を取る理由は何でしょうか。
おそらく、「心身を休めて次の作業や勉強に備える」という意味合いでの休憩がほとんどだと思います。
確かに私たちの集中力は、どんどん低下するので、休憩を取り集中力を回復させ次の活動につなげるという感覚は合っています。
しかし、休憩を取るメリットはそれだけではありません。もっと重要なことメリットがあったのです。
そもそも、学習するとはどういうことでしょうか。
学習するとは、脳内の神経同士が結びつき、情報がより円滑に伝えられるようにする作業です。
簡単に言うと学習をする行為は、神経が結びつくための栄養です。そして、私たちが休憩中や睡眠中に脳内では、その栄養を元にして神経同士が結びついてくれるのです。
つまり休憩中に脳は学んだことを定着させたり、他の知識と結びつけるという作業を行っているのです!!
スポーツや楽器、数学などの学習を行っている方は、「何度も練習しているのに一行にできるようにならない。」と思っていたが、休憩をはさんだり、日をまたいで再び取り組むとすんなりとできたという経験をしたことありませんか?
そうです。まさに、休憩中や睡眠中に脳が学習を進めてくれてたからなのです。そのため、できるようになるまで学習し続けるという学習方法は合理的ではありません。
私は、ついできるようになるまでやり続けるタイプだったので悔い改めます。
運動が学習を後押してくれるらしい
運動によって、記憶力と認知能力を上げることができるようです。どうやら、先ほど述べたニューロンが運動によっていろいろな学習を吸収しやすい状態にしてくれるようです。
私は、勉強も運動も本当に苦手でした。なんせ、小学校2年生の算数テストで0点を取り、持久走大会では、32人中30位などさんざんなものです。
でも、たしか5年生くらいから成績が上がり始めました。もちろん、塾に行っていたわけではありません。そして、6年生の頃には100点を取ることがとても増えていったのです。
これは私1人の経験ですが、私は小学校4年生の9月からバドミントンを習い始めました。1回2時間で週に3回のレッスンです。もしかしたら、バドミントンを習い始めたことが私の学習能力を引き上げてくれていたのかもしれません。
ただ、この本だけでなく運動により学習の成果が上がるという結果は数多くの研究で出ているので、運動習慣は身に付けたほうがよさそうです。
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