結論
相手と自分の共通点がわかると仲良くなるきっかけになります。そのため、共通点を見つけられるようなゲームをすると、クラスの帰属意識が高まります。本記事は、以下のお悩みを解消いたします。
- 学級の仲があまりよくない
- 話を聞く態度がよそよそしい
- グループワークを活性化させたい
- 先生と子どもの距離を近づけたい
目次
お互いの共通点を見つけて学級の絆をアップ!
多くの方が、共通点のある人に対して親しみを感じた経験があるのではないでしょうか。
もし、お互いに似た点があるとわかれば、親しみを感じ、意見交換やグループワーク、学校行事への取り組み方が違ってくると思いませんか?
実は、私たちは、自分と共通点のある人物には瞬間的に親近感を抱いてしまうという性質があるのです。
これを類似性と呼びます!
そのため、もし、この性質を利用したゲームを行えば、子どもたちの仲はグッと近づくはずなのです!
類似性はセールスでも使われています。
私たちは、本当に些細な類似性でも親近感を抱いてしまいます。
例えば、私は保険会社のセールスマンと話をしていて出身地を聞かれました。私は、なんとも思わず「山口ですよ。」と答えました。
すると、セールスマンは「行ったことあります!」と言い、山口県岩国市の観光名所、錦帯橋の話をしてくれました。
ぼくも、そこには何度も行ったことがあるので、話は盛り上がりました。
しかし、今思えばこれは、類似性を利用したセールス商法だとわかります。親近感を抱かせれば、私たちは商品を買いやすくなるようです。(結局、ギリギリで断ることができました。)
これは、ほんの1事例にすぎませんが、類似性を示されると、無意識的に、親近感が沸き、相手の頼みごとを聞き入れ易くなってしまうのです。
また、それは些細なことでもいいのです。出身地、好みの服装、趣味、癖など、本当になんでもよいのです。
類似性発見ゲーム『あなたは何派!?』
もし、類似性を使いこなすことができれば、子どもたちの仲をグッと近づけることができます。
今回は、簡単にできる類似性発見ゲームをご紹介します。
『あなたは何派!?ゲーム』(低~中学年向き)
内容はシンプルです。
まず教室の真ん中にビニールテープを貼り,左右に分けます。そして、
先生「あなたは、イヌ派?ネコ派?イヌ派は右、ネコ派は左に移動!」
といって、子どもたちを移動させます。移動後、1分から2分程度、同じ派閥内で好きな理由を伝え合います。
ゲームは以上です。
これだけですが、自分の好きなことなので盛り上がります。
これを5問程度行うと、ほぼ全員と何かしらの共通点を見つけることができます。
『あなたは何派!?ゲーム』(高学年向き)
先程のルールに、どちらでもない派を作ると高学年でも楽しめるゲームになります。
ルール
「より多くの人数を集めた派閥の勝ち」
内容
最初は、イヌ派、ネコ派、どちらでもない派で分かれます。
次に、1分程度、派閥内でアピールポイントを話し合います。
次に、どちらでもない派と相手派閥に対してアピールをします。アピール後、一度全体を集めて30秒のシンキングタイムをとります。
そして、再びイヌ派、ネコ派にわかれます。2回目はどちらかに決めさせます。また先程、イヌ派にいた人も変更可能です。
こうすることで、より高度な話し合いとなります。
派閥例
イヌ派とネコ派
クリームシチュー派とビーフシチュー派
(夏のレジャー)プール派とバーベキュー派
夏派と冬派
動物園派と水族館派
おすすめ本
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