【特別支援教育】発達障害の子の着替えを支援する方法ーズボンの着脱ー

結論

ズボンの着脱は、子どもの後ろに回って後ろから手を添えて支援しましょう。また、ズボンを腰まで引き上げるとき、合わせ鏡をすると背中側のズボンが上がっていないことに気がつきやすいです。本記事は、以下のお悩みを解消します。

  • ズボンの着脱はどうやって練習させたらよいかわからない。
  • ズボンの着脱の支援方法が知りたい
  • ズボンを腰まであげるときに、前だけあげて後ろはパンツ丸みえなので、どうにかしたい

はじめに

衣服の着脱練習において大人の位置は、とても重要です。みなさんは、子どもに対してどの位置から支援をしていますか?

もちろん、正解はありませんが、ぜひやってほしいのはこちらです。

子どもと同じ方向を向いて座る

子供の正面に立って支援してしまいがちですが、イラストのように、子どもと同じ方向を向いて後ろから支援するとよいでしょう。

子どもがどこで履きにくさを感じているのかがわかりますし、子どもも自分で履けた感覚が強くなり、履けたときの喜びも大きくなります。

最初は、手を添えてズボンのどこを持てばよいかということを伝えたり力加減を補助したりしましょう。

また、「右足を曲げて~伸ばして~、今度は左足だね。」と言葉をかけながら行うこともズボンを履くために必要な手がかりになります。

合わせ鏡で後ろを見せる

一緒にズボンを履いたあとは、立ってズボンを腰まで引き上げる作業です。よくあるパターンは、前だけを引っ張って後ろはパンツが丸見え……。

とてもかわいいんですが、ここはきちんと自分で腰まで引き上げることを身に付けさせたいですよね。

ズボンを腰まで引けない理由

やはり、自分の後ろ姿がどうなっているのかということは、なかなか意識できないものです。身体的な感覚の未発達が考えらるので、「背中も自分の一部だよ!」ということを伝えていきたいですね。

解決策:合わせ鏡で背中を見えるようにしてあげる。

美容院で髪を切ったあと、後ろの髪をチェックするために合わせ鏡で見せてくれますよね。

それと同じように、着替えるときに合わせ鏡にして後ろのズボンをチェックさせると、自分で気がつくきっかけになります。

繰り返し行うことで自分で気づくようになりますし、ボディイメージも構築されるので一石二鳥です!

おわりに

はじめはだれでもうまくいかないものです。

少しずつ覚えて自分で履けるようになるので、長い目で見て支援してください。また、忙しいときは大人が履かせちゃいましょう!

ゆとりがあるときに練習すれば十分です。

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