結論
大きさの概念は、理解しにくいので普段から大きいものと小さいものを比べることばかけをするとよいでしょう。また、大きい小さいの弁別もよい課題です。本記事は、以下のお悩みを解消します。
- 大きいものと小さいものの概念を教えたい
- 数字の理解を深めるために大きさの感覚を学ばせたい
大きさの理解に必要なこと
健常児では、2歳半以降からなんとなくわかるようになってきます。
大きい小さいの概念は、実態がなく、日常でも必要な場面が少ないので指導者としては頭を悩ます課題です。
大きい小さいは、大好きな食べ物で教えることもできます。
例えば、唐揚げが好きなら大きい唐揚げと小さい唐揚げを用意し、「どっちがいい?」と聞きます。
多くの子どもは、大きい方を選ぶのでその時に、「大きい方だね!」と言葉を添えましょう。
この経験を繰り返すことでいざ、大きさの学習に取り組むときに、スムーズに習得できるようになります。
大きさを理解させるための教材
まずは、形が同じものを大きさで分ける課題を行いましょう。
例えば以下のように机上にセッティングします。
大きさの理解を進めるには、理解している言語(話せないが、言われて理解できていることば)も増えてきているとおもいます。
そのため、指導者は小さいりんごと大きいりんごを用意し、お皿を指差しながら、「大きいりんごを置いて」と伝えます。
置くことができれば、もう1つのお皿を指差し「小さいりんごを置いて」と伝えます。
以下のように置くことができればOKです。
この課題を初めて行う際には、手本を示しましょう。指示する大人と、子どもの手本となる大人の2人必要なのです。あらかじめ録画したものを見せてもよいでしょう。
この課題ができたら、大中小と大きさのバリエーションを増やして理解を深めていきましょう。
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